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歌詞を書くこと・今日の夢

日常の思想 詩の思想

歌詞を書くのは苦しい、むずかしい。

 

友人とバンドをやろうということになったので、僕が歌詞を書いています。歌詞を書くのはほんとうに難しくて、苦しい。批判するわけではないが、簡単に直接的な表現をするのであればなにも苦しまずに書けます。例えば相手に対する感謝の気持ちを歌詞にするときに「ありがとう」と書いてしまうと、とても稚拙な歌詞になってしまいます。しかし「ありがとう」をいろいろとむずかしい言い回しに変えてみても、いまいちパッとしません。簡単なものをわかりづらくしているだけになってしまいがちです。そうではなくて、人間の混然とした心の機微を伝わりやすい言葉で書かなければいけません。これはぼくのポリシーです。

 

ぼくは歌詞を書くときに、フラットな精神状態だとなかなかいいフレーズが出てきません。ぼくの尊敬しているバンドの友人が「暗いときには明るい曲、明るいときには暗い曲を作ると、いい曲がつくれる」と言っていました。想像で作ることで現実を超えることができます。暗い気分のときに「こうなりたい、こういう気分になりたい」と想像する明るさは現実の、ホンモノの明るさを超えていきます。なので作品という形にするときには自分の感情とは逆のものをつくるのでしょう。ですが、ぼくが歌詞を書くときには不安定な精神状態でなければ書けません。暗い歌詞はもちろん、明るい歌詞もある種躁状態にならなければ書けません。歌詞を書くのはとても楽しいのですが、ほんとうに苦しくてむずかしいものです。

 

ここ数日全然いいフレーズが浮かびませんでした。

 

今日すどうさんの夢を見たのですが、いちおう別れているけれど、一緒に遊んでいる、という設定でした。夢の中の自分は、付き合っていた当時のように輝いていて、幸せな時間を過ごしていました。夢の終わり際、ぼくはすどうさんに「すどうさん!ほんとに好きです!さようなら!」と言いながら手を振り、そこで目覚めました。

 

今日起きてから歌詞を考えているのですが、久しぶりにわりと調子よく書けています。なぜ今日は書けているのでしょうか。なんだかとても危ない橋を渡っているような感覚がありますが、気のせいでしょうか。

 

「ぼくらただ笑いあう 輝く星で そっとキスをする ずっとただ幸せな時間が残る ひとりきりの部屋にね」

 

 

ぼくは「さよなら」しなければいけないのでしょうか。