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最高のロマンスはドーナツ・トークによって

日常の思想

2016年8月7日の夏祭りを終え、1日経って考えてみる。すどうさんの事ではなく、女の子との事だ。実際、すどうさんと会ってしまってから僕はひたすら逃げた。逃げ回った。でも戯けた。オッケーよ、なんて強がった。それは今女の子といるこの時間も特別な時間であり、それはすどうさんと僕の、というよりは僕の中でのすどうさんの事とは一切無関係であり、そこにただ素晴らしく美しい時間が存在していたからだ。だから僕は女の子との時間についても考えてみる。

 

4時半に駅で待ち合わせということになっていたのだが、そもそも僕らにとっては想定外の夏祭りだった。人混みが苦手であり、なおかつ花火をメインとしていなかった僕らにとっては、もともと規模の小さい夏祭りが第1希望であった。しかし、予定がお互い合わずこの日しか行ける夏祭りがなかった。だから仕方なく(なにか運命の悪戯のようなものを感じるが)この夏祭りに行くことに決めた。

僕は4時半ぴったりに駅に着いたのだが、女の子から連絡がくる。「5時くらいになりそう…ごめんね…」オッケー。こういうイベントは待ち時間も楽しむものである。僕はこれからの時間を想像しながら煙草に火をつける。30分後、女の子がくる。女の子はとても申し訳なさそうな顔をしているが、僕は30分の間にその申し訳なさそうな顔を笑顔にするようなネタを見つけている。僕は戯けてそのネタを喋る。ほら、笑顔になった。僕にとっては30分もあればこのくらい朝飯前なのさ!

僕らは電車がくるまでの間(というよりはずっとだったのだが)くだらないことを言い合ったりした。それは例えば、「人が混んでるね〜。これだけ人が多いとみんな悪い人に見えたりしない?」だとか「あそこに病院あるでしょ?あそこの病院の息子に、僕身体を求められたことあるよ」だとか(まあこれは本当のことなのだが)中身のない、ドーナツ・トークを繰り返していた。女の子はよく笑ってくれる。僕はこういう時間にいちばん幸せを感じる。素晴らしく、美しい時間だと思う。

電車に乗ってからもドーナツ・トークは続く。これから夏祭りに行くのに、僕らは夏祭りへの意識が低すぎると笑いあったりしながら目的の駅にたどり着いた。女の子はお腹空いた、僕はビール飲みたいと徐々に夏祭りへの意識を高めながら?会場へ。途中、女の子の知り合いに何回も会ったが、絶対に僕らの噂をしているはずだ!もう僕たちのロマンスは世界中にバレてるのさ!

僕らは焼きそば、かき氷、ビール等を買って花火を見るための場所を確保。うちわの奪い合いなどをしている間に、花火が上がる。美しい。それまでにあった僕の憂鬱な出来事とは無関係に、薄暗くなっていく空に光り輝いていた。僕らのロマンスを美しく照らしてくれているような気がする。そう感じたのは僕らだけではなかったはずだろう。嗚呼!これが最高の夏、最高のロマンスだ!帰り道でも僕らは最高に幸せなドーナツ・トーク。今まででいちばん楽しい2人の時間を共有した僕らは夏休み中にもう一度あそぶ約束をして別れた。僕の夏はまだ始まったばかりさ!

 

「こんな恋を知らぬ人は地獄へ落ちるでしょう」

 

みなさんも地獄ルートを回避する為に、最高の夏、最高のロマンスはいかがですか?

ドーナツ・トーク、オススメします。